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亀井会長のご要望にお答えして、日本体育大学戦観戦レポートを、手続きミスによりベンチ入りできない今年からのAC石川(93)がお送り致します。
試合はまず前半、警戒していた相手キーマンである#12の1on1からのGOALにより動き始めた。この試合を絶対に落とせない慶応がフリーシュートで追いつくと、その後は日体大が突き放して慶応が追いつくという緊迫した展開。お互いがっぷり四つに組んだまま前半は4-4の同点で折り返す。
後半開始にあたり、常にリードをされてそれを取り返すという流れを絶つべく、HC大久保が動く。二人のATのうち一人をベンチに温存し、DFを一人増やして相手の展開力を寸断する作戦。これが見事に的中し、後半の1点目を慶応が速攻から決めると流れは一気に慶応へ。当たり始めたGOALIEとDF陣の厳しい防御で相手ボールを奪うと、すばやいカウンターからAT陣の突破、焦り始めた相手のファールなどで着々と得点を重ね、後半中盤で9-5とリードする。終盤、逃げ切りを意識したか相手の逆襲で2点差まで詰め寄られるもチーム一丸で守りきり9-7で試合終了のホイッスルが鳴った。
リーグ戦における因縁の日体戦での勝利、翌日の学習院の結果次第であるが初の4強入りが見えた事に対する、サイドライン脇に集まったOG達の感涙と、試合終了直後のHC大久保のガッツポーズ、そして緒戦の学習院戦敗退後、決して諦めないという気持ちを持ち続けて戦った選手達の腕に多く書かれた「お互いを信じて」という言葉が印象に残りました。
しかしこれで悲願達成というわけではありません。彼女達の今年の目標は全日本選手権出場です。これからも大事な試合が続きます。OBOGの皆様の熱い応援を御待ちしております。
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